放射性廃棄物管理機関(ANDRA)の6月30日付けのプレスリリースによれば、ANDRAが国家放射性廃棄物インベントリレポートの2009年版を策定し公開した。ANDRAは3年毎にインベントリレポートを改訂することが法律で規定されており 、前回のレポートは2006年に策定されていた 。
プレスリリースによれば、今回のレポートでは、2007年末迄に発生している放射性廃棄物のインベントリ情報に加えて、2020年及び2030年段階での発生量の予測値も含まれている。このような情報は、今後の廃棄物管理政策を実施するうえで、特に3年毎に政府が策定することとなっている「放射性物質及び放射性廃棄物管理国家計画」(PNGMDR) の策定等において重要なツールであるとしている。また、今回の改訂での重要なポイントとして、過去の活動等により発生した放射性廃棄物等の情報に幅を広げていることが挙げられている。
公開された国家放射性廃棄物インベントリレポートは、次の3つの詳細レポートで構成されており、それらの内容を紹介する概説資料とともに、ANDRAのホームページからダウンロードが可能となっている(フランス語のみ)。
- 総論レポート
- 廃棄物分類別インベントリ(廃棄物の特性分類別のインベントリ情報を整理)
- 地域別インベントリ(地域別のインベントリ情報を整理)
【出典】
- 放射性廃棄物管理機関(ANDRA)ウェブサイト、http://www.andra.fr/
(post by emori.minoru , last modified: 2023-10-11 )