米国のエネルギー省(DOE)民間放射性廃棄物管理局(OCRWM)は、ユッカマウンテン高レベル放射性廃棄物処分場で予定されている新システムの概要を、ウェブサイトにおいて公表した。ユッカマウンテン処分場については、使用済燃料輸送を標準化した容器で行い、処分場の地上施設が汚染されない「クリーン」な状態で操業するとの変更方針が2005年10月にDOEから発表されていた が、新システムの概念図等は公表されていなかった。
処分場の新システムについての情報は、DOE民間放射性廃棄物管理局(OCRWM)ウェブサイトの補足環境影響評価(SEIS、既報)のページに新たに設けられた「バーチャル会議室」コーナーにおいて公表された。同コーナーでは、処分場の設計概念、廃棄物パッケージ、地下施設のレイアウト、地上施設の配置計画、廃棄物パッケージの輸送・定置システムについて、変更後の新システムとサイト推薦当時に想定されていたシステムの比較が可能な形で示されている。
以下では、同ウェブサイトで公表された新システムのイメージ図を示している。なお、同ウェブサイトでは、ユッカマウンテンへの廃棄物輸送のための鉄道敷設等の補足環境影響評価のページも同時に設けられており、提案された鉄道ルートを示す地図などが公表されている。
【出典】
- エネルギー省(DOE)民間放射性廃棄物管理局(OCRWM)ウェブサイト情報(補足環境影響評価のページ) www.ocrwm.doe.gov/ym_repository/studies/seis/index.shtml
- エネルギー省(DOE)民間放射性廃棄物管理局(OCRWM)ウェブサイト情報(鉄道敷設等の補足環境影響評価のページ) www.ocrwm.doe.gov/transport/scoping/index.shtml
(post by 原環センター , last modified: 2023-10-10 )