放射性廃棄物管理機関(ANDRA)は自身のウェブサイトにおいて、政府とともに候補サイトの提案を行う準備のために、また、今後数カ月にわたる地元関係者との協議のために、高レベル・長寿命中レベル放射性廃棄物の可逆性のある地層処分場候補サイトとして4つの区域(30km2の制限区域)を1次案として選定したことを公表した。2006年の「放射性物質及び放射性廃棄物の持続可能な管理計画法(放射性廃棄物等管理計画法)」 のもとに策定された「放射性物質及び放射性廃棄物管理国家計画」(PNGMDR) により、ANDRAは2009年末までに処分場の建設に適した制限区域を政府に提案することになっている 。
候補サイトは、カロボ・オックスフォーディアン粘土層を対象とした地下研究の成果として特定されたビュール地下研究所の周辺区域(250km2)から選定され、地下施設と整合した地上施設の配置に関する検討も行われる。
なお、今回1次案として公表された4つの区域を示す地図は、ANDRAのウェブサイトにおいて閲覧・ダウンロードが可能となっている。
【出典】
- 放射性廃棄物管理機関(ANDRA)のウェブサイト、
http://www.andra.fr/index.php?id=actualite_1_1_1&art=5292
(post by emori.minoru , last modified: 2023-10-11 )