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《フランス》放射性廃棄物管理機関(ANDRA)が技術センターの建設を開始

フランスの放射性廃棄物管理機関(ANDRA)は、2008年4月2日付のプレスリリースにおいて、ビュール地下研究所近傍で地層処分に関する技術センターの建設を開始したことを公表した。このセンターでは地層処分プロジェクトが公衆に紹介される予定であり、2009年上半期に一般公開される。技術センターは2008年3月より敷地整備等の建設工事が開始されている。

技術センターはビュール地下研究所の南西500mのオート=マルヌ県のソードロン(Saudron)に建設されている。同センターは、4,000m2の広さの施設であり、このうち3,000m2を占める部分では、可逆性のある地層処分に適用される各種設備や機器のプロトタイプなどの試験や有効性の確認が行われる。これらを公開することで、放射性廃棄物管理機関(ANDRA)が2015年に設置許可申請を予定している地層処分場について、より具体的に理解できるようになることが期待されている。また、この技術センターには、多目的ホールと会議室からなる1,000m2の情報提供スペースが併設されることとなっている。

技術センターのイメージ(放射性廃棄物管理機関(ANDRA)のプレスリリースから引用)

長寿命中レベル放射性廃棄物用コンテナ(左)及び廃棄物運搬機器の実証設備(右) (放射性廃棄物管理機関(ANDRA)のプレスリリースから引用)

【出典】

  • 放射性廃棄物管理機関(ANDRA)、2008年4月2日のプレスリリース、http://www.andra.fr/popup.php3?id_article=1052

(post by 原環センター , last modified: 2023-10-10 )