ティーエルプ自治体議会は、4月9日火曜日遅く、サイト調査(使用済燃料の地層処分場 として適した地点かどうかを評価するため、ボーリング調査などを実施すること)の受け入れを否決した。採決結果は、反対25、賛成23であり、この結果、 スウェーデン核燃料・廃棄物管理会社(SKB社)は、現時点では、当該自治体での調査を中止する予定である。
スウェーデン政府はSKB社に最低でも2つのサイトで調査を実施することを求めている。SKB社の社長は、「ティーエルプで行われた否定的な結果は、確かに残念に思う。一方で、スウェーデンの選定手法はしっかりとした基盤に基づいて進められ ていることを未だ疑っていない」とコメントしている。また同社長は、「オスカーシャムとエストハンマルの両自治体は、それぞれの議会で賛成多数により、サ イト調査に関する肯定的な決定をすでに行っている」と言及した。
両自治体でのサイト調査は約5年間かけて行われる予定で、早くて2007年には、SKB社は地層処分場の許可申請を行う予定である。
【出典】
- スウェーデン核燃料・廃棄物管理会社(SKB)プレスリリースより
(post by 原環センター , last modified: 2023-10-10 )