諸外国での高レベル放射性廃棄物処分

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用語解説

可逆性

reversibility 〔仏〕réversibilité

可逆性とは、処分場の計画作成、または開発計画のどの段階においても、一連の段階を逆転させる可能性を意味する。段階を逆転させる措置(技術的、経済的、その他)の他、見直しを行うことを行うことを意味し、必要である場合には以前の決定を再評価することも意味する。(出典 [1])

回収可能性

retrievability 〔仏〕récupérabilité

回収可能性とは、廃棄物の定置活動の逆転の可能性を意味し、可逆性の特殊な場合である。回収とは廃棄物もしくは廃棄物パッケージの回収活動である。回収可能性は処分場の設計と操業戦略により、例えば定置後のある段階まで地下の接近路を開放し定置/回収システムを設置すること、あるいは耐久性のあるコンテナと容易に掘削可能な埋戻材を利用することにより容易になる。(出典[1])

確率論的解析

Probabilistic analysis、もしくはStochastic analysis
確率を1とする決定論的解析に対し、入力された確率に従い発生したパラメータ値を用いる解析である。この解析では、パラメータが取り得る全体の範囲を表現するために複数の繰り返し計算(リアライゼーション)を実施する必要があり、解析結果は統計学的に解釈される場合が多い。IAEA(2007)では、Stochasticの場合には厳密にはランダム性という意味が強いのに対しProbabilisticの場合は確率に直接関係した意味が強いとしており、自然の事象またはプロセスおよびその影響はStochasticという方が適当であり、Probabilisticは、Stochasticな事象、プロセス、およびその影響の数学的な解析を記す際に用いるのが適当であるとしている。(出典[●])
対義語:決定論的解析

感度解析

期待値

亀裂性媒体

決定論的解析

決定グループ

参照生物圏

実行線量

シナリオ、シナリオクラス(米国)

線量限度

Dose limit

IAEA Safety Glossay 2007 editionによれば、線量限度とは管理された行為から個人が受ける実効線量または線量当量の超えてはならない値と定義されている。

線量拘束値

セーフティケース

FIXME

IAEA/NEA「地層処分に関する安全要件草案(draft Safety Requirements for Geological Disposal)」DS154(2004年)によれば、セーフティケースは以下のように定義されている。

セーフティケースとは、地層処分施設の安全性、さらには同安全性に対する信頼の程度に関し、それらを説明し、定量化し、そして実体化する論拠および証拠が統合されたものをいう
ドラフト安全要件DS154 → WS-R-4(2006) → DS354 ⇒ SSR-5(未発行)という状況から、上記の記述は古すぎる。IAEA Safety Glossary 2007 Editionに定義がありますよ。

多孔質媒体

地形線量換算係数(スウェーデン)

Landscape Dose Factors (LDF)

中央値、平均値

median(メジアン), mean

似たような用語に「最頻値」(モード) がある。

トータルシステム性能評価(TSPA:米国)

ドリップシールド(米国)

不確実性

不飽和帯

マトリクス拡散

ランドスケープモデル(フィンランド)

リアライゼーション

リスク基準

APSS(フランス)

AQS(フランス)

CPMモデル(スウェーデン、フィンランド)

Continuum Porous Medium (CPM) model

DFNモデル(スウェーデン、フィンランド)

discrete fracture network (DFN) model

Dossier(フランス)

FEP

Goldsimコード

Sv

"what if" シナリオ

参考文献

[1]:OECD/NEA(2001):Reversibility and Retievability in Geologic Disposal of Radioactive Waste, Radioactive Waste Management,pp.11-12

sa/glossary.1299225086.txt.gz · 最終更新: 2011/03/04 16:51 (外部編集)