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《ベルギー》短寿命・低中レベル放射性廃棄物処分場の設置に向けた動き-ONDRAF/NIRAS、STORA、MONAが協力体制に合意

ベルギーの放射性廃棄物・濃縮核分裂性物質管理機関(ONDRAF/NIRAS)は、2007年11月9日付けのプレスリリースにおいて、ONDRAF/NIRAS、デッセル自治体のパートナーシップである放射性廃棄物調査・協議グループ (STORA)、並びにモル自治体のパートナーシップであるモル放射性廃棄物協議グループ(MONA)が、短寿命・低中レベル放射性廃棄物の浅地中処分に関する統合プロジェクトを共同で推進していく意思表明書に署名したことを公表した。ベルギーでは2006年6月に浅地中処分場をアントワープ州デッセル自治体内に設置することが閣議決定されたが、政府はデッセルでの統合プロジェクトにモル自治体及びMONAが参加可能であるべきとの考えを示していた

同プレスリリースによると、今回署名された意思表明書は、統合プロジェクトの事前計画段階におけるONDRAF/NIRAS、STORA、MONA、関係自治体間での協力・協議の諸原則を確認するものとされている。今後の協力は以下の2つのレベルにおいて具体的に進められるとされている。

  • 行政レベル:ONDRAF-STORA-MONA合同ステアリンググループを介しての統合意思決定とプロジェクト運営を行う。デッセル自治体とモル自治体の首長が諮問機関的役割を担う。
  • 実務レベル:STORA及びMONAのワーキンググループを介して予備折衝、フォローアップ、研究調査、活動を行う。

また、統合プロジェクトのスケジュールについて、同プレスリリースでは以下のように示されている。

  • 2007~2008年:プロジェクトのコスト積算と資金調達方法を含む統合プロジェクトの細目の検討・提出
  • 2007~2011年:処分場の設計
  • 2012~2016年:処分場の建設
  • 2016年~   :処分場の操業

同プレスリリースによると、統合プロジェクトの実現を図るためのチームがデッセルに設置された。同チームにはONDRAF/NIRAS、地元企業の代表、設計事務所の専門家も参加している。また、統合プロジェクトは相互に関連する以下についてのサブプロジェクトにより構成されるとしている。

  • コミュニケーションセンター
  • 資金確保
  • 地域振興基金
  • 空間利用の可能性
  • 処分場概念(安全性、許認可、モニタリング、緊急時計画を含む)
  • 原子力に関する知識及び雇用の維持
  • 参加の維持

【出典】

  • 放射性廃棄物・濃縮核分裂性物質管理機関(ONDRAF/NIRAS)、2007年11月9日付けプレスリリースhttp://www.niras.be/francais/PDF/20071109_CP_CatA-intentieverklaring.pdf
  • 放射性廃棄物・濃縮核分裂性物質管理機関(ONDRAF/NIRAS)、2007年11月9日付けプレス資料http://www.niras.be/francais/PDF/20071109_DosPres_CatA-Intentieverklaring.pdf

(post by 原環センター , last modified: 2023-10-10 )