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§ 2009年10月7日 発行 海外情報ニュースフラッシュ

米国の連邦議会で両院協議会が2010会計年度歳出法案に合意-ブルーリボン委員会設置予算をエネルギー長官に割り当て

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米国の連邦議会の両院協議会は、2009年9月30日、高レベル放射性廃棄物処分を含むエネルギー関係等の2010会計年度予算の歳出法案に合意した。合意されたユッカマウンテン処分場関連の歳出予算金額は、1億9,680万ドルと、上下両院を通過した歳出法案と同額となっている(米国の予算制度については、こちらを参照)。また、両院協議会報告書において、オバマ政権が設置することを表明していた放射性廃棄物管理の代替案を検討するブルーリボン委員会については、同委員会設置のため、本歳出予算金額の中から500万ドルをエネルギー長官に対して割り当てることが示されている。

高レベル放射性廃棄物処分を含むエネルギー関係等の2010会計年度予算の歳出法案については、上院本会議で2009年7月29日、下院本会議で2009年7月17日に可決していたが、両院協議会で協議されることとなっていた。なお、両院協議会報告書は、2009年10月1日、下院本会議で308対114で可決され上院に送られている。

下表は、両院協議会で合意された歳出法案におけるユッカマウンテン関連の歳出予算案について、前年度決定額と2010年度要求額との対比を示したものである。

(単位:USドル)
  民間分 国防分 合計
2009年度歳出予算決定額(a)  1億4,539万  1億4,300万  2億8,839万
2010年度要求額(b)   9,840万  9,840万  1億9,680万
2010年度両院協議会歳出法案(c)  9,840万 9,840万 1億9,680万
 要求比(c-b)  0  0  0
 前年度歳出予算比(c-a)   △4,699万   △4,460万   △9,159万

放射性廃棄物管理の代替案を検討するブルーリボン委員会の設置について、下院歳出委員会報告書では、ユッカマウンテンを検討対象に含むことを条件に500万ドルの予算を割り当てることが示されていたが、両院協議会報告書では、このユッカマウンテンの検討に関する条件は付けられていない。また、上院歳出委員会報告書で示されていた、エネルギー長官が放射性廃棄物基金(NWF)への拠出金の徴収を停止することを想定するとの見解についても同報告書では削除されている。

また、ユッカマウンテンの許認可申請書を審査するための原子力規制委員会(NRC)の予算については、予算要求では5,600万ドルが割り当てられていたが、上院本会議で通過していた歳出法案と同様に、2,900万ドルへ削減された。

【出典】

【2009年10月16日追記】

米国の連邦議会上院は、2009年10月15日の本会議において、下院が可決していた高レベル放射性廃棄物処分を含むエネルギー関係等の2010年度予算に関する両院協議会報告書を80対17で可決した。

【追記部出典】

  • 連邦議会上院ウェブサイト、http://www.senate.gov/legislative/LIS/roll_call_lists/roll_call_vote_cfm.cfm?congress=111&session=1&vote=00322
  • 連邦議会資料室情報、www.loc.gov/index.html

(post by inagaki.yusuke , last modified: 2013-07-04 )