sa:dossier2005:showcase
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sa:dossier2005:showcase [2011/03/31 14:15] – [SEA 2「パッケージの欠陥」シナリオ] emori | sa:dossier2005:showcase [Unknown date] (現在) – 外部編集 (Unknown date) 127.0.0.1 | ||
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- | [size=160%]**Dossier 2005 Argile (フランス)**[/size] | + | < |
====== 評価結果 ====== | ====== 評価結果 ====== | ||
(Dossier 2005 粘土-地層処分の安全評価: 2005年) | (Dossier 2005 粘土-地層処分の安全評価: 2005年) | ||
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+ | * 以下コンテンツにおいて、フランス語の見出しを付した図は Dossier 2005 Argile より引用。 | ||
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* 1. [[start|安全評価書の位置付けとレビュー]] | * 1. [[start|安全評価書の位置付けとレビュー]] | ||
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- | 表8 SEA「試錐孔の掘削」(廃棄物のコアが地上に抽出された場合の外部被ばく):掘削作業員が受ける線量 | + | 表7 SEA「試錐孔の掘削」(廃棄物のコアが地上に抽出された場合の外部被ばく):掘削作業員が受ける線量 |
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このシナリオは、ボーリング作業者が廃棄物パッケージ内から直接採取したコアから放出される放射線による被ばくを扱い、被ばく時間は掘削作業者が掘削機を引き出して調整するために必要な時間として10分間を設定している。また廃棄体は、使用済燃料CU1、ガラス固化体C2、廃棄物B1、B5(Ag-108mを含む廃棄物)、およびB8.3(線源を含む廃棄物)の5種類を代表的な廃棄体として対象としている。 | このシナリオは、ボーリング作業者が廃棄物パッケージ内から直接採取したコアから放出される放射線による被ばくを扱い、被ばく時間は掘削作業者が掘削機を引き出して調整するために必要な時間として10分間を設定している。また廃棄体は、使用済燃料CU1、ガラス固化体C2、廃棄物B1、B5(Ag-108mを含む廃棄物)、およびB8.3(線源を含む廃棄物)の5種類を代表的な廃棄体として対象としている。 | ||
- | 廃棄体を貫通した試錐孔からのコア(直径10cm、長さ1m)を想定し、コアの長さ1mのうちの廃棄物相当分の長さ(CU1: | + | 廃棄体を貫通した試錐孔からのコア(直径10cm、長さ1m)を想定し、コアの長さ1mのうちの廃棄物相当分の長さ(CU1: |
RFS.Ⅲ.2.fでは「(将来の世代によって)利用される技術水準は現在のものと同じである」という想定を採用している。その想定に基づけば作業員の被ばく時間は10分となるが、ANDRAは作業員の被ばくが10分間を超える可能性は完全には否定していない。しかし、ANDRAは試掘孔から見慣れない物質が取り出された場合に、その状況に含まれる危険に気づくはずであると考えている。 | RFS.Ⅲ.2.fでは「(将来の世代によって)利用される技術水準は現在のものと同じである」という想定を採用している。その想定に基づけば作業員の被ばく時間は10分となるが、ANDRAは作業員の被ばくが10分間を超える可能性は完全には否定していない。しかし、ANDRAは試掘孔から見慣れない物質が取り出された場合に、その状況に含まれる危険に気づくはずであると考えている。 | ||
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- | 表9 SEA:試錐孔の掘削(一つもしくは複数の試錐孔の放棄)におけるレファレンス計算と感度解析の線量の最大値、最大値の出現時期、および支配核種\\ | + | 表8 SEA:試錐孔の掘削(一つもしくは複数の試錐孔の放棄)におけるレファレンス計算と感度解析の線量の最大値、最大値の出現時期、および支配核種\\ |
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* 試錐孔近くのAEP取水場(揚水量10L/ | * 試錐孔近くのAEP取水場(揚水量10L/ | ||
* 試錐孔が放棄され、最も不利な湧出域(ソー湧出域)で単純化した場合 | * 試錐孔が放棄され、最も不利な湧出域(ソー湧出域)で単純化した場合 | ||
- | の2ケースを想定しているが、感度解析の結果から両者は線量に大きな影響をもたないことが確認している。感度解析では、試錐孔の掘削位置に関する感度(使用済燃料の処分坑道もしくは廃棄物Bのアクセス用水平坑道への試錐孔の貫通、2本の試錐孔)、バリアに対する感度(ガラス固化体C2にベントナイトプラグと同じ透水係数の厚さ80cmの人工バリアの設置)、水理パラメータに対する感度(EDZの透水係数を1E-6m/ | + | の2ケースを想定しているが、感度解析の結果から両者は線量に大きな影響をもたないことが確認されている。感度解析では、試錐孔の掘削位置に関する感度(使用済燃料の処分坑道もしくは廃棄物Bのアクセス用水平坑道への試錐孔の貫通、2本の試錐孔)、バリアに対する感度(ガラス固化体C2にベントナイトプラグと同じ透水係数の厚さ80cmの人工バリアの設置)、水理パラメータに対する感度(EDZの透水係数を1E-6m/ |
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- | 表10 SEA:「機能の著しい劣化」:線量の最大値、最大値が出現する時期、支配核種\\ | + | 表9 SEA:「機能の著しい劣化」:線量の最大値、最大値が出現する時期、支配核種\\ |
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- | 表 10に母岩を通過する移行経路を通りソー湧出域に放出する核種の線量の最大値、最大値の出現時間、支配核種を示す。支配核種は、I-129、Se-79、Cl-36の3核種であり、線量の最大値は0.12mSv/ | + | 表 9に母岩を通過する移行経路を通りソー湧出域に放出する核種の線量の最大値、最大値の出現時間、支配核種を示す。支配核種は、I-129、Se-79、Cl-36の3核種であり、線量の最大値は0.12mSv/ |
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- | Dossier2005 | + | 確率論的評価に関しては、人間侵入等を含む変動状態についてRFS Ⅲ.2.fでは奨励している状況ではないものの、リスク概念を導入しても良いことを示している。Dossier2005では、通常変遷シナリオ(SEN)及び代替変遷シナリオ(SEA)に関する感度解析パラメータに対する既述の感度解析(決定論的評価)に加え、確率論的なアプローチの取り組みについても検討している。 |
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+ | 具体的には、SENとSEAで実施した決定論的手法を用いた安全評価結果を補完し、最も影響力が大きなパラメータを導出することを目的とした確率論的評価を試行的に実施している。確率密度関数で定義するパラメータを図 17に示す。パラメータ値は、Alliancesで使用可能な分布関数、パラメータ間の相関関係の種類の制約内で実験データの変動可能性、それらの相関関係を考慮して設定している。 | ||
解析はサンプリング手法にラテンハイパーキュービック法(LHS)を用い、1, | 解析はサンプリング手法にラテンハイパーキュービック法(LHS)を用い、1, |
sa/dossier2005/showcase.1301548514.txt.gz · 最終更新: 2011/03/31 14:15 (外部編集)