hlw:uk:prologue
差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
両方とも前のリビジョン前のリビジョン | 最新のリビジョン両方とも次のリビジョン | ||
hlw:uk:prologue [2017/05/09 14:58] – [原子力エネルギー政策の動向] ss12955jp | hlw:uk:prologue [2017/05/09 15:00] – [使用済燃料の発生と貯蔵(処分前管理)] ss12955jp | ||
---|---|---|---|
行 48: | 行 48: | ||
===== 使用済燃料の発生と貯蔵(処分前管理)===== | ===== 使用済燃料の発生と貯蔵(処分前管理)===== | ||
- | 英国の原子力発電で発生する使用済燃料の発生者は、GCRを所有する「原子力廃止措置機関」(NDA)と、AGR14基とPWR1基を所有する民間発電事業者の「EDFエナジー社」(フランス電力会社の英国子会社)の2社です。これらの原子炉から発生する使用済燃料のうち再処理予定があるものは、再処理施設のあるセラフィールドに輸送(主に鉄道)されています。現時点では、EDF エナジー社から発生する使用済燃料の一部については、同社が最終的な管理方針を決定しておらず、発電所内で貯蔵しています。 | + | 英国の原子力発電で発生する使用済燃料の発生者は、GCRを所有する「原子力廃止措置機関」(NDA)と、AGR14基とPWR1基を所有する民間発電事業者の「EDFエナジー社」(フランス電力会社の英国子会社)です。これらの原子炉から発生する使用済燃料のうち再処理予定があるものは、再処理施設のあるセラフィールドに輸送(主に鉄道)されています。現時点では、EDF エナジー社から発生する使用済燃料の一部については、同社が最終的な管理方針を決定しておらず、発電所内で貯蔵しています。 |
なお、NDAは、かつての英国の原子力産業界、研究開発機関が持っていた原子力施設を所有し、運転・操業し、廃止措置及び放射性廃棄物の処理処分を行うために2005年に設立された政府外公共機関(NDPB)です。NDAは、個々の原子力サイトに存在する原子力施設を操業するサイト許可会社(SLC)と管理・操業契約を締結しますが、SLCの経営は国際競争入札で決定する親会社(PBO)が行います。 | なお、NDAは、かつての英国の原子力産業界、研究開発機関が持っていた原子力施設を所有し、運転・操業し、廃止措置及び放射性廃棄物の処理処分を行うために2005年に設立された政府外公共機関(NDPB)です。NDAは、個々の原子力サイトに存在する原子力施設を操業するサイト許可会社(SLC)と管理・操業契約を締結しますが、SLCの経営は国際競争入札で決定する親会社(PBO)が行います。 |
hlw/uk/prologue.txt · 最終更新: 2018/05/02 11:39 by 127.0.0.1