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hlw:uk:chap2 [2017/05/09 15:44] – [2.2 研究開発・技術開発] ss12955jp | hlw:uk:chap2 [2017/05/09 15:58] – ss12955jp | ||
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- | 英国における地層処分の研究開発については、放射性廃棄物管理の実施主体である原子力廃止措置機関(NDA)が実施しています。 | + | 英国における地層処分の研究開発は、地層処分事業の実施主体である**放射性廃棄物管理会社**(RWM 社)が実施しています。 |
- | NDAは、地層処分システムの開発段階などを通じて必要とされた研究開発を実施していくとしています。 | + | RWM社は、地層処分システムの開発段階などを通じて必要とされた研究開発を実施していくとしています。 |
+ | RWM社は、放射性廃棄物の長期管理に関する政府の政策を実施する責任を有する原子力廃止措置機関(NDA)の完全子会社であり、研究開発の資金はNDA が提供しています。 | ||
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===== 研究計画 ===== | ===== 研究計画 ===== | ||
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+ | }}] | ||
- | <WRAP rss right 320px> | + | RWM 社は2016年5月に、地層処分に関する研究開発の概要を示した『科学技術プログラム』を公表しています。科学技術プログラムでは、科学・技術研究を下記のような4つの分野に分け、分野ごとに目標や主要な研究成果を示しています。 |
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- | 地層処分の研究開発戦略(2009年3月, | + | |
- | <fs 70%>NDA, NDA/ | + | |
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- | 予備研究段階で必要とされる研究開発計画の概要(2011年2月, | + | |
- | <fs 70%>NDA, NDA/ | + | |
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- | NDAは2009年3月に地層処分の研究開発戦略を公表しました。この研究開発戦略では、NDAの研究開発テーマとして以下の6つを挙げています。 | + | |
- | * 高レベル放射性廃棄物及び使用済燃料に関する研究開発の進展・拡張 | + | * 処分システム仕様 |
- | * ウラン及びプルトニウムなどの核物質の将来の管理戦略の開発支援 | + | * 処分システム設計 |
- | * 中レベル放射性廃棄物処分のための研究開発の継続 | + | * 評価 |
- | * 処分プログラムの実施のための諸問題への対応 | + | * 知見の拡充 |
- | * サイト特性調査の準備 | + | |
- | * 社会科学的研究の実施 | + | |
- | また、NDAは2011年2月に同戦略を補完するものとして、予備研究段階で実施されるべき研究開発計画の概要を示した文書を公表しています。実施すべき研究開発の内容を項目ごとに体系化する方法や、各項目における実施内容を特定・優先順位付けする方法を説明しています。 | + | 2016年の科学技術プログラムで示された研究成果は、地層処分施設の操業開始前までの期間を焦点としたものであり、地層処分施設の開発の進捗状況に応じて、定期的に科学技術プログラムをレビューし、更新するとしています。 |
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===== 地下研究所 ===== | ===== 地下研究所 ===== | ||
- | 英国には、現在のところ、高レベル放射性廃棄物処分の研究開発のための地下研究所はありません。NDAが検討している処分事業の実施スケジュール案では、地層処分場の建設と平行して地下特性調査を行う予定としています。 | + | 英国には、現在のところ、高レベル放射性廃棄物処分の研究開発のための地下研究所はありません。RWM社が検討している処分事業の実施スケジュール案では、地層処分場の建設と平行して地下特性調査を行う予定としています。 |
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hlw/uk/chap2.txt · 最終更新: 2020/05/12 13:11 by yamamoto.keita