hlw:start
差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
両方とも前のリビジョン前のリビジョン次のリビジョン | 前のリビジョン次のリビジョン両方とも次のリビジョン | ||
hlw:start [2017/05/09 12:10] – 外部編集 127.0.0.1 | hlw:start [2022/07/26 11:05] – [諸外国における高レベル放射性廃棄物処分の状況] ss12955jp | ||
---|---|---|---|
行 18: | 行 18: | ||
一般に、高レベル放射性廃棄物(< | 一般に、高レベル放射性廃棄物(< | ||
- | {{: | + | {{: |
HLW処分の現状を一言で言うと… | HLW処分の現状を一言で言うと… | ||
- | |||
- | --> | ||
- | {{: | ||
- | 処分実施主体のSKB社が、処分場建設予定地としてフォルスマルクを選定し、2011年3月に立地・建設許可申請。 | ||
- | 現在、安全審査が進められています。 | ||
- | |||
- | < | ||
- | |||
--> | --> | ||
{{: | {{: | ||
- | 2015年にフィンランド政府が使用済燃料の建設許可を発給。実施主体のポシヴァ社は2016年12月に処分場の建設を開始しました。 | + | 2015年にフィンランド政府が使用済燃料処分場の建設許可を発給。実施主体のポシヴァ社は2016年に処分場の建設を開始し、2021年12月には処分場の操業許可を申請しました。 |
< | < | ||
+ | |||
+ | |||
+ | --> | ||
+ | {{: | ||
+ | 2022年1月にスウェーデン政府が実施主体SKB社の使用済燃料最終処分に対する事業許可を発給。処分場の着工に向けた安全規制が始まりました。 | ||
+ | |||
+ | < | ||
--> | --> | ||
{{: | {{: | ||
- | 法律で定めたスケジュールに沿って「可逆性のある地層処分」の事業化に向けた取組を実施。2018年には処分場の設置許可申請が行われる予 | + | 法律で定めたスケジュールに沿って「可逆性のある地層処分」の事業化に向けた取組を実施。2022年頃には処分場の設置許可申請が行われる予定です。 |
- | 定です。 | + | |
TRU廃棄物なども併置処分する計画です。 | TRU廃棄物なども併置処分する計画です。 | ||
< | < | ||
- | |||
- | |||
- | --> | ||
- | {{: | ||
- | 2013年7月に新たなサイト選定手続を定める法律が成立。今後、サイト選定を実施し2031年ごろまでにサイトを決定する予定です。 | ||
- | |||
- | TRU廃棄物などを含む発熱性廃棄物を処分する計画です。 | ||
- | |||
- | < | ||
--> | --> | ||
{{: | {{: | ||
- | 実施主体のNAGRAは2015年1月に地質学的観点のみで候補エリアを2つまで絞り込み提案しました。現在、連邦政府がNAGRAの提案を審査しています。 | + | 連邦政府は2018年12月に候補エリアを3つまで絞り込みました。現在、サイト選定第3段階にあり、2019年より候補エリアにてボーリングを実施しています。 |
TRU廃棄物などの併置処分も検討しています。 | TRU廃棄物などの併置処分も検討しています。 | ||
< | < | ||
+ | |||
+ | |||
+ | --> | ||
+ | {{: | ||
+ | 2013年に新たなサイト選定手続を定める法律が成立。現在、サイト選定を実施しており、2020年9月に地質学的な基準・要件を満たす区域を示したマップを公表しました。 | ||
+ | |||
+ | TRU廃棄物などを含む発熱性廃棄物を処分する計画です。 | ||
+ | |||
+ | < | ||
--> | --> | ||
{{: | {{: | ||
- | 2008年から公募方式で開始したサイト選定プロセスから、西カンブリア地域が2013年1月に撤退。 | + | 2008年から公募方式で開始したサイト選定プロセスから、カンブリア州西部が2013 年1月に撤退。2018年から実施主体のRWM社がサイト選定プロセスを開始し、2022年1月までに、3つの自治体がワーキンググループを設置し、そのうち2つの自治体からコミュニティパートナーシップが設立しています。 |
- | 2014年から新たなサイト選定プロセスを開始しています。 | + | |
中レベル放射性廃棄物なども併置処分する計画です。 | 中レベル放射性廃棄物なども併置処分する計画です。 | ||
行 79: | 行 76: | ||
--> | --> | ||
{{: | {{: | ||
- | 2010年から開始したサイト選定プロセスに21地域が参加。現在、9自治体がサイト選定プロセスに残っており、絞り込みが進められています。 | + | 2010年から開始したサイト選定プロセスに21地域が参加。絞り込みが進められており、「2023年までに1 ヵ所の好ましいサイトを特定する」としています。 |
< | < | ||
行 86: | 行 83: | ||
--> | --> | ||
{{: | {{: | ||
- | ネバダ州のユッカマウンテンは安全審査段階。ただし、オバマ政権は計画を中止するとの方針により、代替案の検討が行われました。今後は、トランプ政権が方針を決定していくこととなります。 | + | 法律上の処分場であるネバダ州のユッカマウンテンは、許認可手続きが中断している状態です。概ね、共和党政権はユッカマウンテン計画を推進し、民主党政権は計画中止、代替案の検討となっていましたが、2021年1月に誕生した民主党のバイデン政権は、オバマ政権での方向性を継承しつつ、中間貯蔵を進める模様です。 |
< | < | ||
行 111: | 行 108: | ||
--> | --> | ||
{{: | {{: | ||
- | 法律で地層処分を行うと決めており、サイト調査が甘粛省北山(ペイシャン)などで行われています。 | + | 法律で地層処分を行うと決めており、2021年6月に甘粛省北山(ペイシャン)で地下研究所の建設が開始されました。 |
< | < | ||
行 118: | 行 115: | ||
--> | --> | ||
{{: | {{: | ||
- | 使用済燃料公論化委員会が2015年に政府に勧告書を提出。 | + | 2016年7月に高レベル放射性廃棄物管理基本計画が策定されましたが、2020年12月には「使用済燃料管理政策再検討委員会」による提言を受けた見直し案が公表されました。 |
- | 政府は同勧告を元にして2016年7月に高レベル放射性廃棄物管理基本計画を策定しました。 | + | |
< | < | ||
行 140: | 行 137: | ||
[[: | [[: | ||
[[: | [[: | ||
- | )については、次の6つのテーマ別の詳細ページを用意しています。 | + | )については、次の5つのテーマ別の詳細ページを用意しています。 |
- HLWの発生状況と処分方針 | - HLWの発生状況と処分方針 | ||
- 地層処分計画と技術開発 | - 地層処分計画と技術開発 | ||
- | - 処分事業に係わる制度/実施体制 | + | - 処分事業の実施体制と資金確保 |
- 処分地選定の進め方と地域振興 | - 処分地選定の進め方と地域振興 | ||
- | - 処分事業の資金確保 | + | - 情報提供・コミュニケーション |
- | - 安全確保の取り組み・コミュニケーション | + | |
</ | </ |
hlw/start.txt · 最終更新: 2024/04/01 09:40 by ss12955jp