諸外国での高レベル放射性廃棄物処分

Learn from foreign experiences in HLW management

ユーザ用ツール

サイト用ツール


hlw:de:chap4

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面へのリンク

両方とも前のリビジョン前のリビジョン
次のリビジョン
前のリビジョン
次のリビジョン両方とも次のリビジョン
hlw:de:chap4 [2017/05/06 13:33] – [高レベル放射性廃棄物処分委員会] ss12955jphlw:de:chap4 [2017/05/06 13:46] – [1970年代にゴアレーベンを選定] ss12955jp
行 79: 行 79:
   * サイト選定手続に係る組織と手続き、代替な検討の要件の提案   * サイト選定手続に係る組織と手続き、代替な検討の要件の提案
   * 公衆参加及び公衆への情報提供、透明性確保のための要件の提案   * 公衆参加及び公衆への情報提供、透明性確保のための要件の提案
 +
 +[imagebox1{{ :hlw:de:地球科学的な除外基準と最低要件.png?300|地球科学的な除外基準と最低要件|}}]
 +
 +高レベル放射性廃棄物処分委員会は、約2年間の検討結果をとりまとめ、2016年7月に同委員会の勧告を含む最終報告書を連邦政府、連邦議会に提出しました。最終報告書では、放射性廃棄物の処分方法について、意思決定の可逆性及び定置された廃棄物の回収可能性を考慮した地層処分を勧告しています。また、サイト選定基準として、以下などの基準・要件を提案しています。
 +
 +  * 地球科学的な除外基準・最低要件(右表参照)
 +  * 地球科学的な評価基準
 +  * 地域計画に関する評価基準
 +
 +これらの基準・要件は、サイト選定の各段階での絞り込み手続きに適用されます。
 +
 +また、高レベル放射性廃棄物処分委員会は、サイト選定手続きにおける公衆参加の枠組みとして、連邦レベルで社会諮問委員会、地域横断レベルで地域代表者専門会議、地域レベルで地域会議を設置することを提案しています。これらの組織は、地元住民がサイト選定の早期から対話に参加し、サイト選定における決定に関与することを実現するための広範な枠組みとして設置することが提案されています。
 +
 +<WRAP clear/>
  
 \\ \\
行 86: 行 100:
  
 <WRAP rss right 300px> <WRAP rss right 300px>
-{{:hlw:de:bulletin19790828.png?180&nolink|連邦と州首相のバックエンド決議(1979.9.28)}}\\+{{:hlw:de:bulletin19790828.png?120&nolink|連邦と州首相のバックエンド決議(1979.9.28)}}\\
 **連邦と州首相のバックエンド決議(1979.9.28)**\\ **連邦と州首相のバックエンド決議(1979.9.28)**\\
 <fs 90%>この決議文書では、ニーダーザクセン州が核燃料サイクル・バックエンドセンターをゴアレーベンに誘致する提案をしたことについて、連邦政府及び全州の首相からの感謝の意が述べられました。同決議には、ゴアレーベンの岩塩ドームについて、処分場としての適性を調査し、それが明らかとなった場合には、ニーダーザクセン州が許可を発給する意向であることも述べられ、1990年代末には処分場の操業を開始できるという見通しが示されていました。</fs> <fs 90%>この決議文書では、ニーダーザクセン州が核燃料サイクル・バックエンドセンターをゴアレーベンに誘致する提案をしたことについて、連邦政府及び全州の首相からの感謝の意が述べられました。同決議には、ゴアレーベンの岩塩ドームについて、処分場としての適性を調査し、それが明らかとなった場合には、ニーダーザクセン州が許可を発給する意向であることも述べられ、1990年代末には処分場の操業を開始できるという見通しが示されていました。</fs>
行 92: 行 106:
 \\ \\
  
-{{:hlw:de:ptb1983-report.png?180&nolink|ゴアレーベンのサイト調査の総括的中間報告書(PTB,1983年)}}\\ +{{:hlw:de:ptb1983-report.png?120&nolink|ゴアレーベンのサイト調査の総括的中間報告書(PTB,1983年)}}\\ 
 ゴアレーベンのサイト調査の総括的中間報告書\\ ゴアレーベンのサイト調査の総括的中間報告書\\
 <fs 90%>1983年に、当時の実施主体であった連邦物理・技術研究所(PTB)は、ゴアレーベンが処分場の建設地として適切であると評価しました。</fs> <fs 90%>1983年に、当時の実施主体であった連邦物理・技術研究所(PTB)は、ゴアレーベンが処分場の建設地として適切であると評価しました。</fs>
hlw/de/chap4.txt · 最終更新: 2018/05/02 16:37 by sahara.satoshi