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カナダでは1952年に設立されたカナダ原子力公社(AECL)が天然ウランを燃料とするカナダ型重水炉(CANDU炉)[1]を開発しました。 | カナダでは1952年に設立されたカナダ原子力公社(AECL)が天然ウランを燃料とするカナダ型重水炉(CANDU炉)[1]を開発しました。 | ||
- | 商業用の原子力発電所は、オンタリオ州、ケベック州、ニューブランズウィック州の計5カ所に建設され、1971年から1983年にかけてCANDU炉が計22基導入されました。2013年末時点で19基が運転中です。 | + | 商業用の原子力発電所は、オンタリオ州、ケベック州、ニューブランズウィック州の計5カ所に建設され、1971年から1983年にかけてCANDU炉が計22基導入されました。 |
- | カナダの総発電電力量の約15%(2011年)が原子力発電によるものでした。 | + | 2015年末時点で19基が運転中であり、うち18基がオンタリオ州に、1基がニューブランズウィック州にあります。 |
現在のカナダ政府は、原子力発電をエネルギーミックス上の重要な構成要素と見なしています。2011年3月の東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故後もその方針に変更はありません。 | 現在のカナダ政府は、原子力発電をエネルギーミックス上の重要な構成要素と見なしています。2011年3月の東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故後もその方針に変更はありません。 | ||
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天然ウラン(自国で産出)を燃料としているために燃焼度が低く、従って含有するプルトニウム量も少ないために、再処理は経済的に適さないと考えられています。 | 天然ウラン(自国で産出)を燃料としているために燃焼度が低く、従って含有するプルトニウム量も少ないために、再処理は経済的に適さないと考えられています。 | ||
- | 原子力発電所で発生した使用済燃料(=核燃料廃棄物)は、発生元の発電所で貯蔵されています。原子炉から取り出された使用済燃料は、プールで6~10年間冷却した後、乾式の管理施設へ移されます。2013年6月時点での貯蔵量は約240万体(ウラン換算で約48,000トン)、うち90万体(約38%)が乾式貯蔵されています。 | + | 原子力発電所で発生した使用済燃料(=核燃料廃棄物)は、発生元の発電所で貯蔵されています。原子炉から取り出された使用済燃料は、プールで6~10年間冷却した後、乾式の管理施設へ移されます。2014年6月時点での貯蔵量は約250万体(ウラン換算で約47,500トン)、うち100万体(約40%)が乾式貯蔵されています。 |
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===== カナダの原子力発電利用状況 ===== | ===== カナダの原子力発電利用状況 ===== | ||
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===== 原子力関連施設 ===== | ===== 原子力関連施設 ===== |
hlw/ca/prologue.txt · 最終更新: 2018/05/02 15:08 by sahara.satoshi