諸外国での高レベル放射性廃棄物処分

Learn from foreign experiences in HLW management

ユーザ用ツール

サイト用ツール


hlw:ca:chap5

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面へのリンク

両方とも前のリビジョン前のリビジョン
次のリビジョン両方とも次のリビジョン
hlw:ca:chap5 [2013/12/05 20:26] – 2014年版向けに更新 sahara.satoshihlw:ca:chap5 [2013/12/09 22:57] – [NWMOによる処分費用の見積もり] 新規書き起こし sahara.satoshi
行 83: 行 83:
 {{anchor:d2}} {{anchor:d2}}
 ====== 5.2 処分費用の見積もり ====== ====== 5.2 処分費用の見積もり ======
 +
 +
 +
 +
 +===== NWMOによる処分費用の見積もり =====
 +
 +原子力発電事業者3社とカナダ原子力公社(AECL)の信託基金への拠出額を算定するために、NWMOは処分費用を算定しています。最新の費用見積もりは2011年に行われており、地層処分場のサイト選定を含む「適応性のある段階的管理」(APM)プログラムの実施に必要な費用を約179億カナダドル(約1兆6,800億円)と見積もっています。この金額は以下のような仮定で算定した額です。
 +  * CANDU炉使用済燃料360万体(約68,000トンウラン相当)を地層処分する。
 +  * 地層処分場は2035年から操業を開始し、2160年に閉鎖する。
 +  * 地層処分場への核燃料廃棄物の輸送は、オンタリオ・パワージェネレーション社は2035年から、他の3社は2050年から開始する。
 +
 +こうした仮定は信託基金の形で確保される資金額を合理的な範囲で早期に多くする意図で設定しているものであり、「適応性のある段階的管理」(APM)に含まれている浅部地下空洞での集中貯蔵のオプションを排除したわけではありません。
 +
 +
 +
 +
 +
  
 ===== 長期管理アプローチ別の処分費用の比較 ===== ===== 長期管理アプローチ別の処分費用の比較 =====
hlw/ca/chap5.txt · 最終更新: 2018/05/02 15:35 by sahara.satoshi