TSPA-LA (米国)

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ユッカマウンテン処分場の建設認可に係る許認可申請書、
DOE/RW-0573、米国エネルギー省(DOE)(2008年)

Yucca Mountain Repository License Application
SAFETY ANALYSIS REPORT
DOE/RW-0573, Update No. 1
Docket No. 63.001
November 2008




q02.gif処分地選定プロセスのどの段階で、どのような目的で実施された安全評価なのか…

安全評価書の位置付け

米国ネバダ州ユッカマウンテンにおける使用済燃料及び高レベル放射性廃棄物の地層処分場の建設認可に係る許認可申請書では、一般情報(GI)と安全解析書(SAR)の作成が求められている。安全解析書の主体となる閉鎖後の放射線防護基準への遵守を立証するものとして、トータルシステム性能評価(TSPA)が実施されている。

評価のねらい/目的

ユッカマウンテンに適用される安全基準・指針等として、原子力規制委員会(NRC)が 10 CFR Part 63「ネバダ州ユッカマウンテン地層処分場での高レベル放射性廃棄物の処分」を策定している。許認可申請書においては、主として閉鎖後の個人防護基準として規定された線量を満足することを性能評価により立証することが求められている。

SARの構成

DOE/RW-0578 申請書全16巻(GI+SAR)のうち、SARは第2巻~第16巻

  • SAR Chapter 1: Repository Safety Before Permanent Closure
  • SAR Chapter 2: Repository Safety After Permanent Closure
  • SAR Chapter 3: Research and Development Program to Resolve Safety Questions
  • SAR Chapter 4: Performance Confirmation Program
  • SAR Chapter 5: Management Systems


結論

処分場の建設に係る許認可申請書では、トータルシステム性能評価(TSPA)による評価の結果、合計の平均及び中央値の年間線量及び放射能が、10 CFR Part 63(案)で要求されるレベルよりも小さいことが示され(表1~表2)、閉鎖後の処分場の長期安全性が確保できているとの結果が示された。


表1 個人防護基準のための性能評価結果

閉鎖後期間
個人防護基準のための性能評価結果 10,000年 1,000,000年
・予測される最大年間平均線量(mrem) 0.24(平均値) NA
・最大年間平均線量の時期(年) 10,000年 NA
・予測される最大年間線量中央値(mrem ) NA 0.96(中央値)
・最大年間線量中央値の時期(年) NA ~72万年
・(規制で適用される)年間線量限度(mrem) 15(平均値) 350(中央値)
閉鎖後20万年時点の掘削事象での
人間侵入に対する個人基準のための性能評価結果
10,000年 1,000,000年
・予測される最大年間線量中央値(mrem) 0(中央値) 0.01(中央値)
・(規制で適用される)年間線量限度(mrem) 15(平均値) 350(中央値)


表2 処分後の最初の1万年間の地下水防護基準のための性能評価結果

評価値 規制値
最大平均放射能濃度
Ra-226とRa-228の合計
10-6 pCi/L 5 pCi/L
最大平均放射能濃度
α核種の濃度の合計
10-4 pCi/L 15 pCi/L
β核種と光子放出核種の合計からの線量(全身)  ~0.06 mrem 4 mrem
β核種と光子放出核種の合計からの線量(甲状腺)  ~0.26 mrem 4 mrem


規制機関によるレビュー

ユッカマウンテン処分場の建設認可に係る許認可申請書は、原子力規制委員会(NRC)による技術的な審査が行われる。この審査は、許認可申請の審査に適用するために策定された「ユッカマウンテン・レビュープラン」(YMRP)に基づいて実施される。





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