諸外国での高レベル放射性廃棄物処分

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srsr:turva-2012:sysdesc [2014/03/25 09:54] – [放射線防護基準(安全評価の法令・規制要求事項)] sahara.satoshisrsr:turva-2012:sysdesc [2014/03/25 22:11] (現在) – [ポシヴァ社が整備している要件管理システム(VAHA)] sahara.satoshi
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   * **最も高い被ばくを受ける人々の年間線量の拘束値:0.1 mSv/y未満**\\ 最も高い被ばくを受ける個人に関する線量拘束値は、例えば、最も高い放射線被ばくが様々な経路を通じて生じる処分サイト近傍に生活する自給自足の家族または小型村落の共同体に関する平均線量である。この共同体の居住環境においては、とりわけ小型の湖及び浅い井戸の存在を仮定する。   * **最も高い被ばくを受ける人々の年間線量の拘束値:0.1 mSv/y未満**\\ 最も高い被ばくを受ける個人に関する線量拘束値は、例えば、最も高い放射線被ばくが様々な経路を通じて生じる処分サイト近傍に生活する自給自足の家族または小型村落の共同体に関する平均線量である。この共同体の居住環境においては、とりわけ小型の湖及び浅い井戸の存在を仮定する。
   * **その他の人々が受ける年間平均線量の拘束値:最大被ばく個人に関する拘束値の100分の1から10分の1を超えない**\\ 地域的な湖または沿岸域で生活し、これらの水流に移送された放射性物質による被ばくを受ける人々のより大きなグループが受ける年間平均線量で、被ばくを受ける人々の数に応じて異なる。   * **その他の人々が受ける年間平均線量の拘束値:最大被ばく個人に関する拘束値の100分の1から10分の1を超えない**\\ 地域的な湖または沿岸域で生活し、これらの水流に移送された放射性物質による被ばくを受ける人々のより大きなグループが受ける年間平均線量で、被ばくを受ける人々の数に応じて異なる。
-  * 核種固有の放射能放出率とそれぞれの拘束値の間の比率の合計が「1」を下回ること(地圏を通じて生物圏に至る放射性核種放出率に関して評価)。これらの放射能の放出は、最長で1,000年間の期間にわたり平均することができる。環境内への放射性放出に関する核種固有の拘束値は(1年当たりの放射性物質の放出量の平均)は以下の通り。+  * **核種の放射能放出率とそれぞれの拘束値の間の比率の合計が「1」を下回ること(地圏を通じて生物圏に至る核種放出率評価)。** これらの放射能の放出は、最長で1,000年間の期間にわたり平均することができる。環境内への放射性放出に関する核種固有の拘束値は(1年当たりの放射性物質の放出量の平均)は以下の通り。
     * 0.03 GBq/a:長寿命、α放出ラジウム、トリウム、プロトアクチニウム、プルトニウム、アメリシウム、キュリウムの同位体     * 0.03 GBq/a:長寿命、α放出ラジウム、トリウム、プロトアクチニウム、プルトニウム、アメリシウム、キュリウムの同位体
     * 0.1 GBq/a:核種Se-79、Nb-94、I-129、Np-237     * 0.1 GBq/a:核種Se-79、Nb-94、I-129、Np-237
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 +\\
 ====ポシヴァ社が整備している要件管理システム(VAHA)==== ====ポシヴァ社が整備している要件管理システム(VAHA)====
  
-ポシヴァ社は、要件管理システム(VAHA)により、オルキルオトにおける使用済燃料地層処分のためにロバストな設計を開発した。要件管理システム(VAHA)は、次の5つのに分けられている。+ポシヴァ社は、要件管理システム(VAHA)により、オルキルオトにおける使用済燃料地層処分のためにロバストな設計を開発した。要件管理システム(VAHA)は、次の5つの階層で要件を管理している。
   * レベル1『ステークホルダー要件』:法律、原則決定、規制要件及びその他のステークホルダー要件に基づくもの。   * レベル1『ステークホルダー要件』:法律、原則決定、規制要件及びその他のステークホルダー要件に基づくもの。
   * レベル2『長期的な安全確保の考え方』:安全理念及び安全機能の定義につながる。   * レベル2『長期的な安全確保の考え方』:安全理念及び安全機能の定義につながる。
srsr/turva-2012/sysdesc.1395708884.txt.gz · 最終更新: 2014/03/25 09:54 by sahara.satoshi