諸外国での高レベル放射性廃棄物処分

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hlw:fr:chap6 [2013/12/21 16:55] – 2013年公開討論会の情報を新規に書き起こし sahara.satoshihlw:fr:chap6 [2015/05/27 18:57] – [広報活動(情報提供)] sahara.satoshi
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-CNDPは、Cigéoプロジェクト関す公開討論会を開催・運営するために、21人で構成される特別委員会を設置しました。公開討論会は、当初の計画では2013年5月から10月にかけ全国14カ所で開催する計画でした。しかし、第1回・第2回の討論会はいずも反対団体の妨害を受け、CNDPは議論が不可能と判断して公開討論会の開催を一時中断しました。+2015年予定され地層処分場の設置許可申請に先立って国民から意見収集するために、公開討論会は2013年5月23日~1215日の7カ月間わたって開催れました。
  
-CNDPは公開討論会のあり方を検討し、大きな会場に参集して意見発表する従来型の形態に代えて、小規模な住民参加の会合、特設ウェブサイトでの専門家による討論番組のライブ配信、インターネット・ソーショルコミュニケーション等の手法を取り入れました。特設ウェブサイトにおけ公開討論、主要なテーマにわけて計9回行われました。+CNDPの当初、全国14カ所で集会形式の公開討論会を計画していましたが、第1回と第2回の討論会が反対派の妨害により中止を余儀なくされました。これを受けてCNDPは公開討論会のあり方を検討し、小規模な住民参加の会合、特設ウェブサイトでの討論番組のライブ配信ソーショルコミュニケーション等の手法を取り入れるとともに、公開討論会の期間を当初予定から2カ月延長しました。インターネッ会議「異なる意見る討論は計9回行われました。
  
-CNDPは公開討論会の総括を2014年2月に行う予定です。なお、公討論会をCNDPに付託したANDRAは、その終了後も公衆に対してCigéoプロジェクの進捗情報を提供続ける義務があります+また、CNDPは締めりとして、全国から無作為に選出された17名の市民パネルによる市民会議2013年12月~2014年2月に開催しました。市民パネルのうち8名は、ムーズ県及びオー=マルヌ県から選ばれま
  
 +市民会議終了後の2014年2月、CNDPは公開討論会の総括報告書を公表しました。インターネットなどを通じて1,508件の質問、497件の意見表明があったほか、専門知識を持たない市民であっても、対立的な意見も含む多様な観点での情報提供を受けることにより、政策決定者が考慮するに値する意見を示したと評価しています。
  
 +公開討論会の開催を付託したANDRAは、市民要望等をどのように反映するかを検討し、その結果を2014年5月15日までに政府に提出する予定となっています。
  
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-放射性廃棄物管理機関(ANDRA)は、公衆にフランスの放射性廃棄物管理プログラムの情報を提供することも、その使命の一つとして求められています。このため、インターネットのウェブサイト(www.andra.fr)と情報誌(//“La lettre de l’ANDRA”//作成されています。双方とも、放射性廃棄物管理研究法よっ規定されいる3つ研究分野ついて説明とともに、地下研究施設の設置を決めた1998年12月9日の政府決定に至る政策決定プロセスの経緯について説明を行っています。 +放射性廃棄物管理機関(ANDRA)は、公衆にフランスの放射性廃棄物管理プログラムの情報を提供することも、その使命の一つとして求められています。このため、ANDRAは情報誌(//“La lettre de l’ANDRA”//作成ています。配布先応じ内容や構成を変えおり、一般向けバージョンほか、ANDRA 施設ビュール地下研究所と低中レベル廃棄物処分場)フォーカスしたバージョン定期発行年4回各号約20ページ)しています。これらの情報冊子では、地下研究所イトでの研究進捗、科学的な解説、イベント告知地域住民に実施し講演会要、様々な専門家の意見を特集記事で紹介しています。れらの情報誌は、ANDRAウェブサイト(www.andra.fr)で公開されています。
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-また、地下研究所があるビュールでは、現地で見学会などが催されるほか、地下研究所の建設作業や調査研究等の進捗状況等ついて、その映像インターネットで見ることもできます。研究所の構造、可逆性の概念、計画されているさまざまな種類の調査地質学地盤力学、水文地質学などの結果等もインターネット上で公開されているほか、地下研究所での研究内容を分かりやすく解説たCD-ROMの配布も行っています。 +
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-ビュール地下研究所については、情報誌(//“La Vie du Labo”//)が出版され、ンターネットで入手することもできます。こ情報誌は、環境の追跡調査、科学的な解説、研究所で作業の進捗国際協力といっさまざまな特集によって構成されており、質問やそれに対する回答なども得られるようになっています。さらに、担当省の副大臣の要求によりANDRA放射性廃棄物の地層処分に反対する市民団体に対して意見を述べる場としてこの情報誌の1ページを提供することになっています。+
  
 +ANDRAのウェブサイトでは、ビュール地下研究所の建設作業や調査研究等の模様を映像で見ることもできます。ANDRAは、ビュールの見学会も企画・開催しています。ビュール地下研究所の構造、地下での調査結果(地質学、地盤力学、水文地質学など)を解説した冊子や動画もインターネット上で公開しています。
  
  
hlw/fr/chap6.txt · 最終更新: 2017/05/23 19:49 by 127.0.0.1