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ポイントピックアップ-スペイン:総合放射性廃棄物計画

■ 総合放射性廃棄物計画とは

総合放射性廃棄物計画は、スペインにおける放射性廃棄物管理の基本計画であり、放射性廃棄物管理公社(ENRESA)事業・資金令(以下、「事業・資金令」)の中で策定手順や内容などが定められている。事業・資金令によれば、総合放射性廃棄物計画は、スペインにおける放射性廃棄物の管理・処分の実施主体であるENRESAが草案を策定し、最終的には政府承認及び議会への報告を経て正式な廃棄物管理に関する計画となる。1987年に第1次総合放射性廃棄物計画が策定され、その後1989年に第2次、1991年に第3次、1994年に第4次、1999年に第5次計画が策定された。最新版は2006年6月の第6次総合放射性廃棄物計画である。

■ 事業・資金令における総合放射性廃棄物計画に関する規定

事業・資金令によると、総合放射性廃棄物計画は4年毎、あるいは担当大臣からの要求があった場合に策定するものとされている。同計画では、適切な放射性廃棄物管理並びに原子力施設の解体・廃止措置の確実な実施を目的として、計画の期間内に必要な措置や開発すべき技術、及びこれらを実施するために必要な経済的予測を示すこととされている。なお、事業・資金令では、総合放射性廃棄物計画において示された諸活動を実施するために必要となる資金の確保方法についても規定されている。

■ 第6次総合放射性廃棄物計画の構成と概要

最新の計画である第6次総合放射性廃棄物計画は、2006年3月にENRESAが草案を策定し、1カ月の意見募集を経て、2006年6月23日の閣議決定で承認されたものである。第6次総合放射性廃棄物計画は、序文に引き続き「放射性廃棄物の発生」、「活動方針」、「経済・財務的視点」で構成されており、またそれぞれを補足的に説明する詳細な付録も掲載されている。
第6次総合放射性廃棄物計画のそれぞれの項目の概要は次の通りである。

  • 放射性廃棄物の発生
    原子力発電所やスペインの使用済燃料を再処理する海外の再処理施設、放射性同位元素を利用する医療・産業・研究施設など、放射性廃棄物の発生源が列挙されている。また、放射性廃棄物のこれまでの発生量や、今後の発生見通しも示されている。
  • 活動方針
    低中レベル放射性廃棄物管理・処分、使用済燃料及び高レベル放射性廃棄物の管理・処分、廃止措置、その他の活動、研究開発のそれぞれについて、次の計画までに行われるべき活動が示されている。使用済燃料及び高レベル放射性廃棄物に関しては、2010年頃の集中中間貯蔵施設の操業開始が計画されており、最終処分場の操業開始は2050年頃と見込まれている。
  • 経済・財務的視点
    総合放射性廃棄物管理計画において示されているシナリオや戦略、プログラムに従って放射性廃棄物管理費用が見積もられており、またそれらの費用の確保方法が示されている。

■ 出典

  • REAL DECRETO 1349/2003, de 31 de octubre, sobre ordenación de las actividades de la Empresa Nacional de Residuos Radiactivos, S. A.(ENRESA), y su financiación. 〔ENRESA事業・資金令〕
  • Sixth General Radioactive Waste Plan 〔第6次総合放射性廃棄物計画〕

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