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《英国》西カンブリア放射性廃棄物安全管理パートナーシップの動き‐地層処分場サイト選定プロセスへの参加に関する世論調査結果の公表

西カンブリア放射性廃棄物安全管理パートナーシップ1 は、2012年5月22付ニュースリリースにおいて、地層処分場サイト選定プロセスへの参加に関する世論調査結果を公表した。今回の世論調査は、同パートナーシップが調査会社に委託したもので、2012年3月8日から5月16日の間に、電話インタビューにより実施された。電話インタビューは、カンブリア州アラデール市の住民1,452人、同州コープランド市の住民1,412人、同州の2市以外の住民1,398人の合計4,262人の住民を対象として行われた。

世論調査結果によると、アラデール市の場合、住民の51%がサイト選定プロセスへの参加に賛成しており、37%が反対であった。一方、コープランド市の場合は、68%が賛成、23%が反対であった。また、カンブリア州の他の地域については、50%が賛成、35%が反対であった。

ニュースリリースによると、同パートナーシップは、カンブリア州のうち、アラデール市及びコープランド市の領域内に地層処分場が設置される可能性があるため、特に両市の住民がサイト選定プロセスへの参加に対して、どのような意見を有しているかということが重要であるとしている。

同パートナーシップは、サイト選定プロセスへの参加に関する意見等を募集するため、2011年11月から2012年3月まで公衆協議を実施していた。今後、今回の世論調査の結果及び公衆協議の結果を考慮した最終報告書を2012年夏頃にカンブリア州、同州コープランド市及びアラデール市の各議会に対して提出する予定である。

【出典】

  1. 西カンブリア放射性廃棄物安全管理パートナーシップは、地層処分場サイト選定プロセスに関心表明を行ったカンブリア州、同州アラデール市及びコープランド市が合同で設立した諮問組織である。自治体にサイト選定プロセスへの参加に関する判断材料の提供などの支援を行っている。 []

(post by f-yamada , last modified: 2023-10-11 )