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《スイス》ヴェレンベルグ・サイトにおけるサイト修復作業の終了

ヴェレンベルグ放射性廃棄物管理共同組合(GNW)は、2003年12月11日、ニドヴァルデン州ヴェレンベルグ・サイトにおける調査用のボーリング孔の埋め戻し作業が終了したことをプレスリリースにて発表した。プレスリリースによると、作業が行われていたサイトは、原状回復され地主に返還され、地元の自治体当局は作業が完全に終了したことに満足の意を示しているということである。作業は放射性廃棄物管理共同組合(NAGRA)に委託され、所轄の連邦当局および州当局が作業に立ち会っていた。以下、プレスリリースにおける要点を示す。

低中レベル放射性廃棄物の地層処分場サイトとしてヴェレンベルグ・サイトを断念する決定は、2002年9月22日の州民投票による採決(こちらを参照)に従って下されている。サイト修復作業の実施は、技術的な理由から2003年の天候が穏やかな夏に行われた。1990年代に数百メートルの深さまで掘削されたボーリング孔には、当時より、長期間にわたる調査のために地質学的測定用の機器が設置されていた。そのため、何トンにもおよぶ測定機器類をボーリング孔から引き上げるための重機や装置が設置されて作業が行われていた。 現在では設備は解体され、ボーリング孔は特別なコンクリートで充填され、近辺の環境は元の状態、または地主との協定に基づく状態に修復されている。

スイス連邦原子力施設安全本部(HSK)の管轄下にある監視委員会は、作業終了報告書を連邦評議会に提出した。また、技術的な作業と平行して、GNWの解散が行われた。2003年8月12日にGNWの整理清算の申請が行われ、2003年11月30日に清算終了に基づく貸借対照表が作成された。

なお、このGNWのプレスリリースは、NAGRAのウェブサイトからもアクセス可能となっている。

【出典】

  • ヴェレンベルグ放射性廃棄物管理共同組合(GNW)プレスリリース (http://www.gnw.ch/presse/abschluss2.html)
  • 放射性廃棄物管理共同組合(NAGRA) (http://www.nagra.ch/)

(post by 原環センター , last modified: 2023-10-10 )