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《米国》原子力規制委員会(NRC)が使用済燃料管理部門の規制会議を開催

米国の原子力規制委員会(NRC)は、2015年11月18日から19日の日程で、使用済燃料管理部門の規制会議を開催しており、規制会議のページに発表資料等が公開されている。本規制会議は、NRCの核物質安全・保障措置局(NMSS)の使用済燃料管理部(DSFM)が主催する年次会議であり、NRC、産業界、許認可保有者、その他の関係者が、使用済燃料の乾式貯蔵・輸送等に係る規制上、技術上の問題などについての議論を行う場として開催されている。

2015年の規制会議の議題は以下に示す通りであり、規制の効率化、長期貯蔵に関連する問題等に加え、2015年は新たに「集中中間貯蔵」のセッションが設けられている。

  • セッション1:貯蔵の許認可手続
  • セッション2:許認可変更管理
  • 情報セッション1:ステークホルダーの視点
  • セッション3:検査・操業経験
  • セッション4:技術的問題
  • セッション5:輸送承認
  • 情報セッション2:集中中間貯蔵

集中中間貯蔵に係る情報セッション2の発表資料としては、テキサス州での集中中間貯蔵施設に関する許認可申請の意向を表明しているウェイスト・コントロール・スペシャリスト(WCS)社、ニューメキシコ州でエディ・リー・エナジー・アライアンス(ELEA)が計画している集中中間貯蔵施設の設計、許認可、建設及び操業を担当する予定のホルテック・インターナショナル社(以下、「ホルテック社」という)、エネルギー省(DOE)、NRC、及び廃止措置済みの原子力発電所の代表者として「廃止措置プラント連合」(Decommissioning Plant Coalition, DPC)の発表資料が公開されている。

このうち、DOEの発表資料は、2013年1月にDOEが公表した「使用済燃料及び高レベル放射性廃棄物の管理・処分戦略」(DOE戦略)に沿ってパイロット規模の中間貯蔵施設の一般的設計の検討作業について示すものであり、テキサス州及びニューメキシコ州で検討されている民間の中間貯蔵施設の利用可能性などには触れられていない。

なお、ホルテック社の発表資料では、エディ・リー・エナジー・アライアンス(ELEA)が計画している集中中間貯蔵施設について、許認可申請の意向通知が2015年8月3日にNRCへ提出されたこと、2016年6月に許認可申請書を提出し、2019年9月から建設を開始して2020年には操業を開始するとの計画などが示されている。

【出典】

(post by inagaki.yusuke , last modified: 2023-10-11 )