Top » 海外情報ニュースフラッシュ » (個別記事表示)

§ 2014年8月4日 発行 海外情報ニュースフラッシュ

ドイツで連邦政府とニーダーザクセン州がゴアレーベン・サイトの維持管理方針に関して合意

タグ:

ドイツ連邦政府及びニーダーザクセン州は2014年7月29日付のプレスリリースにおいて、2013年7月の「発熱性放射性廃棄物の最終処分場のサイト選定に関する法律」(以下「サイト選定法」という)の成立にともなって、処分場候補サイトであったゴアレーベン・サイトの今後の維持管理方針を公表した。連邦政府とニーダーザクセン州とは、地下探査活動を実施していたゴアレーベン・サイトの維持管理方針について協議を続けていたが、維持管理を行う地下施設部分を最小限とすることで合意し、同サイトの第1調査鉱区の全体及びインフラ坑道の一部を閉鎖する方針となった。また、地上施設についても保安施設の大部分が解体される予定である。

ゴアレーベン・サイトでは、1970年代から発熱性放射性廃棄物処分場の候補サイトとして、その適性を判断するための探査活動が行われてきた。しかし、2011年の連邦政府及び全16州によるサイト選定手続きの見直し方針を受けて、2012年に探査活動は停止された 。その後、2013年7月のサイト選定法の成立により、ゴアレーベン・サイトにおける探査活動は完全に中止された。

サイト選定法では、ゴアレーベン・サイトを同法に基づいて実施される新たなサイト選定の対象から除外しておらず、選定手続きの過程で候補から脱落するまでは、ゴアレーベン・サイトを閉鎖せず、必要な維持管理作業を行うことが規定されている。

ゴアレーベン・サイトの管理者である連邦放射線防護庁(BfS)は、同サイトに関する許認可発給機関である州当局に対し、2014年9月30日までに、今回の合意内容を踏まえたゴアレーベン・サイトの鉱山法に基づく新たな主操業計画(詳細はこちら)を提出する予定である。この主操業計画において、今後のゴアレーベン・サイトの維持管理措置の詳細が示されることになる。

プレスリリースにおいて、ゴアレーベン・サイトの維持管理措置では、ボーリング孔の埋め戻しに加え、第1調査鉱区内に設置された各種機器の撤去などの地下作業が必要となるとしており、このような作業は今後2年以内に完了する見込みとしている。

今回の合意について連邦環境・自然保護・原子炉安全省(BMU)の大臣は、発熱性放射性廃棄物処分場の新たな選定プロセスの開始に向けた確かな一歩であり、特に、ゴアレーベン・サイトの立地地域との信頼関係の醸成において重要な意味を持つとしている。一方、ニーダーザクセン州環境大臣は、今回の合意は、ゴアレーベン・サイトが既定の処分場候補サイトとされてきた長い歴史に終止符を打つものであり、同州とゴアレーベン・サイトの地元にとって、大きな意味を持つものであるとしている。

【出典】

 

 

(post by tokushima.hideyuki , last modified: 2014-08-04 )